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2024年版 彗星を見よう!


■近日点通過直前!まだまだ観測のチャンスあり! 
周期70年のポン・ブルックス彗星(12P)が4月21日に近日点(※1)を通過します。 日本では3月上旬から4月上旬にかけて観測しやすい条件になりますが、4月中旬まではまだチャンスあり!日本で観測できる範囲では最大で約4等級の予報の彗星ですが、過去には何度もアウトバースト(※2)を起こしていることでも知られている彗星のため、今回も急激に明るくなることがあるかもしれません。

■4月9日19時頃

◯高度約13°ほどで薄明の中に見えます。木星が目印で、一般的な8倍の双眼鏡の視野(約7°)で木星を見つけたら、少し右下をさがしてみましょう。カメラを持っていれば西の空で木星をフレーミングすればOK!
    
■4月16日19時頃

◯高度約10°で、まだ空が薄明るい状態ですが、8~10倍程度の双眼鏡(実視界7°)で木星と一緒に見ることができます。撮影する場合は35mm換算150~200mm程度がおすすめ。地平高度が西の空の視界がいいところを撮影地に選びましょう!

※1 彗星の軌道が太陽に最も近くなる位置のこと。彗星は太陽に近いほど活動も活発になりますが、太陽に近いということは夜に観測しにくいということでもあるため、一般的には地球に最も近づく「近地点」や、近日点前後が観測の好気とされることが多いです。

※2 彗星が起こす突発的な増光現象のこと。一般的に彗星は近日点に近づくほど比例して明るくなりますが、太陽に近づき温められると、水蒸気やガス、チリの噴出によって突然明るくなることがあります。地球に近い軌道でアウトバーストが起こると、予想等級よりも更に明るくなる可能性があります。


●彗星観測のポイント ・彗星は太陽系の中を高速で動く天体です。事前にその日その場所での見え方をシミュレートして、目印になる星などを把握しておくことが大事です。シミュレートにはアストロアーツの「ステラナビゲータ」が便利です。

・彗星の尾の向きと移動の向きは違うので、予めどちらの方向に動くか把握しておくとカメラからのフレームアウトが防げます。 

・日没直後や日の出直前のタイミングでの観測が多くなるため、準備に時間をかけているとあっという間に沈んでしまいます。できるだけ早く機材を展開できるように事前に練習しておくと◎ 
また、赤道儀と比べてセッティングが簡素な「経緯台」を使用するのもオススメです。

 ●彗星の自動導入・追尾ができる経緯台はこちら!
・スマホアプリSynScanAppから彗星を自動導入、自動追尾ができます。極軸合わせが不要なので、彗星のように観測時間の限られた天体の観察に最適です。様々な望遠鏡を搭載可能な幅狭アリミゾ(ビクセン互換)を採用し、お手持ちの望遠鏡で簡単に自動導入、自動追尾が楽しめます。

▶▶▶SynScanAppで彗星を導入する方法や、彗星カタログの更新方法についてはこちら
日の出直前や日没直後の薄明では刻一刻と背景の明るさが変化するため、カメラの設定はこまめにチェックして、露出のオーバー・アンダーが無いように気をつけましょう。 ・ロケハンは大事です。特に彗星は地平線に近いことが多いため、思わぬ障害物で観測ができないこともあります。観測候補地に実際に足を運んで、予想される方向に障害物がないかを確認しておきましょう。 

 ●彗星を見るなら大口径双眼鏡CometScan 
・口径70mmの集光力を活かして、彗星観測に適した双眼鏡です。両目で見る彗星は迫力満点間違いなし!三脚に固定するためのビノホルダーが付属しているので、しっかり固定して観測すると手ブレが抑えられて更に観測しやすくなります。


【CometScan18×80】 
・憧れの大口径双眼鏡を手頃な価格で!口径80mmの大口径双眼鏡で、実売価格27,600円(税込・シュミット特価)と大変コストパフォーマンスに優れています。三脚取り付けのビノホルダー用のネジ穴も用意されているので、大型三脚と組み合わせると更に◎



●便利な自動導入双眼鏡セット 
・軽量コンパクトな自動導入・自動追尾経緯台と、大口径双眼鏡がセットになりました!双眼鏡で自動導入ができるお気軽かつ機動力の高い天体観測セットです。自動追尾もしてくれるので長時間の観測でも安心。色々な天体を双眼鏡で観測してみましょう!
 双眼鏡×自動導入という快適さをぜひ一度ご体験ください。

●光害を抑えて彗星をあぶり出す「コメットバンドパスフィルター」 
コメットバンドパスフィルターはその名前の通り、彗星が持つ炭素や窒素の分子が出す輝線を透過するように設計された彗星用フィルターです。街明かりや薄明の影響を抑えて彗星をあぶりだすことができます。撮影派の方におすすめです!

■2024年の大彗星!?
紫金山・アトラス彗星 2024年の彗星はポン・ブルックス彗星だけではありません。C/2023A3紫金山・アトラス彗星は今年最も明るくなる可能性の高い彗星の一つとして注目されています。観測シーズンは9月~11月と、今年の後半に期待大!このページでも詳しく紹介予定です。 直前になって機材を揃えようとしても、なかなか手に入らなかったり使い方にとまどったりすることがあるかもしれません。機材は早めにゲットして、彗星に備えましょう!

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