●ASI2600MC Proに、ASI220MM-miniと同じ1/1.8"ガイド用センサーを追加したデュアルチップヴァージョンです。
●シュミットカセグレンをはじめとする、長大な焦点距離の鏡筒でもガイド鏡やオフアキシスガイドシステムを必要とせずに、ASI2600MC DUO単独でガイド撮影が可能になります。
●ASIAIRアプリでの使用時以外の場合には、ガイドソフト(PHD2など)が別途必要です。
ガイドシステム不要のデュアルチップモデル
●ASI2600MC DUOのメインセンサーには、ベースモデルのASI2600MC PRO同様ソニー最新の背面照射型IMX571 APS-Cサイズセンサー、ピクセルサイズ3.76 um(6,248×4,716)フォーマットの26MP (メガピクセル)CMOSイメージセンサーを採用。しかも、ネイティブな16bitADC(出力ダイナミックレンジは14bit)を搭載しています。1.0eという極低読み出しノイズ性能を誇り、ゼロ・アンプグロー回路を搭載した、新たなミッド-ハイクラスモデルに相応しい高性能冷却CMOSといえます。
●ガイド用センサーには、ASI220MM-miniと同じ1/1.8"SC2210センサーを採用。 センサーサイズは7.68×4.32mm、ピクセルサイズも4×4μmと感度も高いため、シュミットカセグレンをはじめとする長大な焦点距離の鏡筒でも比較的容易に有効ガイド星をとらえることが可能です。
Two-in-one デザイン
●カメラ本体内にガイドセンサーシステムを内蔵しているため、ASI2600MC DUOの制御には1本のUSBケーブルしか必要としません。複数のケーブル接続や取り回しの煩わしさを減らし、セットアップ速度を向上させます。もちろんガイド鏡やオフアキシスガイドシステムそのものが不要となります。
背面調整式センサーチルトプレートに対応(オプション)
●別売オプションで「背面調整式センサーチルトプレート」をご用意。カメラを取り外すことなくチルト調整を行うことが可能になります。
【STARVIS™ テクノロジー】ゼロアンプグローと高感度・大電荷容量チップが星雲星団撮影に好適
●裏面照射型CMOS構造の利点は、読み出しノイズの低減と感度の向上です。ソニーは特にIMX571センサーにSTARVIS™ テクノロジーによる高感度とゼロアンプグローを採用し、低照度での優れた撮像表現と高い画質を実現しています。
ネイティブ16ビットADC搭載
●ASI2600MC DUOは、ベースモデルのASI2600MC ProやASI6200MC/MM Pro同様、16ビットADCを搭載しています。(出力ダイナミックレンジは14bit)これにより、従来の12~14bitADC搭載モデルと比較すると、画像のシャープネスとコントラストが大幅に向上し、階調がより滑らかで自然になります。
Extended full well mode(拡張飽和電荷容量モード)搭載
●ASI2600MC DUOの飽和電荷容量は、ベースモデルのASI2600MC Proの1.4倍の73keまで拡張されています。
USB 3.0 & 512M DDR3 Memory
●USB 3.0と512MB DDR3バッファメモリの組み合わせにより、ASI2600MC Duoは安定したなデータ転送を可能とし、長時間露光中のフレームドロップの問題を効果的に回避できます。
QE(量子効率)曲線
●ASI2600 DUOのQE(量子効率)は可視光域の広い領域で80%以上を確保し、ピーク値は91%を誇ります。
2段階TEC冷却による極低ダークノイズ性能
●ASI2600 DUOは2段階TEC冷却機構を搭載し、CMOSセンサーの温度を外気温(センサー周囲温度)から35c程度低くすることが可能です。これにより、長時間露光時、ダークノイズとセンサーノイズの発生を大幅に削減しています。
Anti-Dew ヒーターを内蔵
●ASI2600 DUOはは、結露の問題を回避するための平面ヒーターを内蔵しています。保護窓に完全に接合する防露ヒーターの加熱で、結露の心配を回避します。
●結露防止ヒーターの電力は約5W、電力節約のためにソフトウェアでオンーオフすることができます。