
AR4100黒点群(Hα)
2025年6月1日 10:58(JST)
EXP. 10msec, Gain40, 51FPS, Duration 30sec
Askar 185APO, Power Mate 4x (合成F28)
フロントERF( Airylab ), Daystar ION (0.5Å)
撮影:山崎明宏様
東京都町田市自宅天文台で撮影
●Apollo 428M MAX Proの特長
Apollo 428M MAXは、1.1型の約710万画素の大型イメージセンサーです。1ピクセルは4.5μmで太陽撮影に非常に有効です。また、Bin2モードにすることにより9μmピクセルでApollo-M Max と同等の撮影をする事が可能です。
最大飽和電荷容量(FullWell)は25.3ke-と広いダイナミックレンジを持っており、最大51FPSで撮影可能です。Bin2モードにすることにより最大100ke-のFullWellと最大135FPSの性能を活かした撮影が行なえます。
ゲインが70以上になると自動的にHCG(ハイコンバージョンゲイン)モードに切り替わり、読み出しノイズを抑えます。
●デュアル TEC 冷却システム
2つの TEC(冷却素子)を用いてセンサーを冷却するデュアル TEC 冷却システムを搭載しています。
センサーチャンバーの構造の最適化、テフロンスペーサーによる伝導熱(ヒートバック)の軽減、大型ヒートシンクによる効率的な排熱により、最大で外気温-35℃の強力な冷却が可能です。また、冷却による結露を防ぐための結露防止ヒーターを内蔵しています。
●DPSテクノロジー
Player OneのプラネタリーカメラにはDPS(デッドピクセルサプレッション)テクノロジーが搭載されています。DSPにより自動的にデッドピクセル(ホットピクセル、コールドピクセル)が低減されます。
※この機能は全てのデッドピクセルの除去を約束するものではありません。
先進的な USB Type-C を採用
・ カメラとパソコンの接続には USB-A や USB-B より先進的な規格である USB3.0 Type-C を使用します。USB Type-C にはコネクターの裏表の区別がなく、迅速で確実な接続が可能です。オートガイダーなどのアクセサリー用のポートも用意されており、接続には USB2.0 Type-C を使用します。
●512MB DDR3キャッシュメモリ搭載
本体内部に 512MB の DDR3 キャッシュメモリを搭載しています。フレームのドロップを回避し、読み出しを安定させることで読み出しノイズを減らす効果があります。
●状況に応じて付け替え可能なチルトプレートが付属
カメラの傾きを調整するチルトプレートが 2 種類付属しています。
前面(対物側)から 3 対のネジで調整できるフロント 3P プレートは標準で装着されており、外径が小さく軽量です。
付属オプションのリア 4P プレートはカメラ背面(接眼側)から 4 対のネジで調整できます。フィルタードロワーやフィルターホイールを取り付けたままカメラの傾きを調整できるので、星像を確認しながら精密な調整が容易に行なえます。
●過電流・過電圧保護システム
DC12V 電源ポートや USB から供給される電源に異常が生じた場合、回路の破損を防ぐための保護システムが内蔵されています。