●ASI482MCは、センサーにSony IMX482を採用した最新のカラーCMOSカメラです。
●Pixel Sizeこそ5.8μmと惑星専用モデルのCMOSカメラの解像度には及ばないものの、高感度性能・少し大きめの1/1.2インチフォーマットセンサー・51keに及ぶ飽和電荷容量・高い量子効率性能・極低リードノイズ性能を誇るなど、ASI385MCに代わる「電視観望」向けのリーズナブルなCMOSカメラといえます!
■H1 /1.2インチフォーマットの2メガピクセルセンサー
●IMX482センサーは裏面照射型。解像度はIMX462とほぼ同じですが、センサーサイズは11.13mm×6.26mm(対角線12.86mm)と、面積比は4倍となり、「電視観望」向けのリーズナブルなCMOSカメラといえます。
■SNR1s = 0.08lx
●ソニーは、低照度での画質を定量的に評価するための指標として、SNR1s [lx]を導入しています。
SNR1s [lx]は、「SNR」(Signal-to-Noise Ratio:信号に対するノイズの比率)、「1」(ノイズ= 1が1の場合の信号レベルを表す)、および「s」(Security)この値が低いほど、低照度での画質が高くなります。
●5.8umの大きなピクセルサイズにより、ASI482MCのSNR1s値は極めて低い「0.08lx」という値になります。ASI385MCは0.13lxですが、ほぼ2倍優れていることになります。
■51.5ke-におよぶ飽和電荷容量
●51.5ke-におよぶ飽和電荷容量誇るASI482MCは、輝度さの大きい撮影対象でも極めて高い階調表現が可能です。上記の低照度性能と相まって、太陽・月・惑星の撮影はもちろんDSO(星雲星団)撮影においても、より効率的な撮影が可能になると思われます。
特に、非冷却でありながらその高感度・低照度撮影能力を生かした「電視観望」にも威力を発揮します。
■HCGモード搭載と、極めて大きな飽和電界容量と極低読出ノイズが生み出す、高ダイナミックレンジ性能
●ASI482MCには「HCGモード」が組み込まれており、高いゲイン値での読み出しノイズを効果的に低減し、低いゲイン値と同じように広いダイナミックレンジを維持可能です。ゲイン値が80の場合、HCGモードは自動的にオンになります。さらに、ダイナミックレンジを12ストップに近づけることができる一方で、読み取りノイズは0.47eと極めて低くなります。
■QE(量子効率)曲線
●ASI482MCのQE(量子効率)は530nmでも85%を誇ります。
■セット内容