テーパーキャッチャー、水準器、方位磁石付
※カメラ三脚にそのまま取り付けられます。
極軸微動ユニットは、赤道儀の極軸を正確に据え付けるための微動ユニットです。垂直(傾斜)微動は、特徴あるゴニオ式を採用。傾斜の変更にともなう重心の崩れを最小限に抑えることができます。このゴニオ式極軸微動ユニットはX-Y(垂直=傾斜と水平)が別々の2軸で、水平は一般的な赤道儀と同じ「押し押しネジ式」です。X-Yの2軸調整は、一般撮影用の傾斜調整装置に見られる3点微動の簡易型より、直感的に操作しやすく人間工学的に優れており、赤道儀の極軸調整装置としては最適な方式です。また、X-Y2軸調節式のため、ドリフト法と呼ばれる精密な極軸修正法にも応用可能です。
ユニットの底面には3/8インチカメラ太ネジに一般的な三脚の1/4インチカメラネジに変換する太ネジアダプターが装着されていますので、幅広いカメラ三脚に取り付け可能です。また、上部の機器搭載部分はテーパーキャッチャーが採用されています。SWAT-200本体をワンタッチで取り付け可能なほか、他社製のポータブル赤道儀も別売のテーパーアダプターや2WAY傾斜ウェッジを併用していただくことで、ご利用いただけます。テーパーキャッチャーを取り外せば、M6とM8のネジ穴が35mm間隔で開けてありますので、アリミゾキャッチャーへ変更したり、適合する他社製パーツもご利用いただけます。さらにテーパーキャッチャーを前後にオフセットして取り付けることも可能です。そのほか、ロアプレートには簡易的なセッティングに役立つコンパスと水準器を装備しています。
調整幅は方位が±7.5度、傾斜が±8度、質量が約900gとなります。傾斜はオプションのスペーサープレートを併用していただくことで、±12度まで可動範囲が広がります。水準器を必要としないセッティングの場合、あらかじめ極軸微動ユニットを傾けることで、あらゆる角度でお使いいただけます。
極軸微動ユニットは、他社製ポータブル赤道儀にもお使いいただけます。スカイメモ、スカイグラフにはテーパーアダプター、ポラリエ、ナノトラッカーには2WAY傾斜ウェッジを併用していただくことで適合します。